Falling Number® フォーリングナンバー法の注意点

1.

ウォーターバス

モデルFN 1500、FN 1700、FN 1900 およびFN 1000では ウォーターバス自体がタワーに向かってしっかりと押し込まれ、リアストップで「カチッ」と音がするようにセットしてください。

2.

クーリングリッド

アルミニウム製のクーリングリッドの淵に結晶ができることがあります。防止のためにはウォーターバスにしっかりと押し下げ密着させてください。結晶ができた場合は削り落とし、ウォーターバスに密着するようにします。

3.

冷却システム

冷却水はおよそ400 ml/分の水流が必要です。

4.

ウォーターバスの水

ウォーターバスには蒸留水または同等の品質の水を使用してください。化学物質を添加しないでください。水温が変化し、結果の誤差につながります。1992年9月9日時点でAACCI Falling Number method 56-81.03は改訂され、現在は沸騰温度の調整が禁止されています。

5.

ウォーターバスの水位

ウォーターバスの水位は定期的にチェックしてください。レベルとの差は1cm以内に保ってください。水を加える時、冷たい水が表面温度を下げることに留意してください。ウォーターバスに水を追加してから約5分は放置して再び沸点に達するのを待ってください。

6.

海抜による調整

FN値は気圧によって変化するウォーターバスの沸騰温度に影響されます。 よって高地では可罰の違いからFN値が変化(より高くなります)してきます。海抜が600m(2,000フィート)以上の設置環境では調整を必要とします。詳しくはオペレーションマニュアルを参照してください。

7.

沸騰の維持

クーリングリッドを持ち上げてみてください。高温になっているのでタオルなどで保護して注意しながら行ってください。もしくはスチームフラップをロッドで押し下げてください。 水が実際に沸騰していることを確認します - 沸騰により水面が泡立っていることを確認してください。

8.

ビスコメーターチューブとスターラー

チューブとスターラーは清潔で乾燥している必要があります。スターラーの上部についている硬質ゴムの部分にゲル化したサンプル残渣が残らないように洗浄してください。スターラーが曲がっていないかも確認が必要です。また、安全のためにもチューブにヒビがないことも確認してください。

9.

サンプル量

代表性の高いサンプルを用意してください。全粒穀物の測定を行う場合、最低300gのよく均一化されたサンプルを使用してください。縮分されたサンプルを使用するよう心掛けてください。1粒1粒に差があります。広域な研究に基づき、300gが指定されています。

10.

粉砕 - 粒度分布

300g全量を0.8㎜シーブをセットしたハンマーミルで粉砕することが指定されています。ICC 107/1 / AACCI 56-81.03 ではフォーリングナンバー法のための正しい粒度分布について明記しています。

11.

粉砕サンプルの混和

粉砕によって成分による分離が起こることがあります。FN分析のための7gをサンプリングする際はよく混ぜてから行ってください。

12.

サンプル重量

サンプルの秤量に使う天秤は適切な方法で校正を行ってください。

13.

サンプル重量の補正

FN値はサンプルの水分量の影響もうけます。ICC法では全粒粉、小麦粉の水分の実測値に基づくサンプル重量の補正を求めています。詳細はオペレーターマニュアルを参照してください。現行のICC (ICC107/1)法では14%水分ベースでの補正が必要です。 AACCI法では重量補正、または14%水分換算が求められます。同じ水分補正方法を使用して比較が行われていることを確認してください。

14.

25 ml ディスペンサー

ICC法では25.0 ± 0.2 mlの精度が求められています。ディスペンサーの精度は天秤を用いて確認してください。25.0 ml の蒸留水は20℃で24.96 g、24℃で24.93です。

15.

水の品質

蒸留水または同等以上の純度の水を使用してください。使用する水のpHは結果に影響します。水の品質が疑わしい場合、由来の異なる水を使用して比較してください(市販の蒸留水などを比較対象にしてください)。注意:保管によってもpHが変化することがあります。新鮮な水を使用してください。

16.

加水時の水温

加水する時の水温は22 ± 2 ℃で規定されています。温度の大きなばらつきは測定に影響します。ビスコメーターチューブは常温でなければいけません。乾燥直後などで熱されている場合、蒸留水が温められて結果に影響することがあります。

17.

サンプルの撹拌

20~30回チューブを上下に振ってください。またはシェイクマティックを使用することもできます。チューブを逆さにして分散していないサンプルの塊がなく、均一に分散していることをかくにんしてください。

18.

ラバーストッパーとチューブ壁の状態

 

ストッパーやチューブの壁にサンプルが付着していないことを確認してください。サンプルはすべて溶液中にあるようにぬぐい落してしてください。

19.

時間の管理

振とう後、30~60秒以内に機器にセットしてください。

20.

測定開始のタイミング

チューブを機器のウォーターバスににセットした後は直ちに測定をスタートしてください。スタートの遅れは測定の誤差を大きくする原因になります。

 

 

 

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